ビア検の勉強をしているときに「実際に問題を解きながら学習したい」と思ったことはありませんか?実はビア検には公式の問題集があり、公式サイトから購入することができます。
結論からいうと「問題集は買った方が良い」と僕は思います。
ですが、問題集にどんな情報が記載されているのか、自分には必要なのか、気になる方もいると思います。
そこで今回は、公式問題集の紹介や、問題集を使った学習法をご紹介したいと思います。
ぜひ、学習の参考にして下さい。
2025年度のビア検の日程は、
2・3級が9月1日(月)〜10月31日(金)の中から任意の1日、
1級が10月19日(日)一斉受験、となっています。
申込みは7月1日(火)から始まります。
1. 2025年度版問題集について
2025年度問題集は、3・2・1級とそれぞれの級ごとに発売されています。
これまでは書籍版とデジタルブックの2通りが選べたのですが、今年度から全てデジタルブックでの販売となりました。スマホやタブレットで気軽に読むことができるのはメリットだと思います。
付せんや手書きメモ機能もついているので、学習効率も上がりそうですね。
値段は、2級と3級が一冊1,000円、1級は一冊2,000円です。
これから、それぞれの級の収録内容と注意点について解説します。

1. 2級と3級は2024年度の過去問を収録
2級と3級の問題集には、2024年度で実際に出題された問題の中からそれぞれ100問が収録されています。
ビア検はCBT(Computer Based Testing)形式で行われる試験のため、2024年度に出された問題の中から厳選された100問が掲載されている、といった形でしょうか。
問題集は5つのジャンルに分かれていて、好きな分野から学習することができます。
ビア検のジャンル分けについては、過去記事をご覧ください。

2. 1級は2023・2024年度の過去問を収録
1級の問題集には、2023年度と2024年度の2年間で出題された問題が掲載されています。
1級は一斉試験なので、当時の問題が全てそのまま再現されています。
更に1級の問題集には、過去の1級合格者「通称”ビア検マスターズ”!」の方々の解説コメントも掲載されています!諸先輩方から、合格のコツや勉強方法を学ぶことができちゃいます。
3. 問題集購入時の注意点
問題集を購入するにあたって、注意していただきたい点が2点あります。
1点目は、解説の有無です。
前述の通り、1級の問題集には解説コメントが掲載されていますが、2・3級テキストには解説がありません。ですので、復習の際には自らテキストの該当箇所を探し出し、確認する必要があります。慣れるまでは少し時間がかかるかもしれません。
2点目は、デジタルブック形式のみの販売だということです。
パソコンやタブレットで見れる方は大きな画面で見ることができますが、スマートフォンでしか見れない、という方には少し画面が小さく感じるかもしれません。
問題集は紙媒体でほしい、という方もいると思います。
そのような方は、テキストを印刷するとよいでしょう。
2. 2023年度版問題集について
「1年分の過去問だけでは不安!」「もっと問題演習を積みたい!」という方には、2023年度版の問題集をおすすめしたいと思います。
2023年度は、3級と2・1級セットの2種類
2023年度版問題集は3級と2・1級の2種類になっています。

3級の問題集には、2022年度までに出題された問題の中から厳選された216問が掲載されています。
2・1級の問題集には、3級同様に厳選された118問の問題と、2021年、2022年の1級の過去問が全問掲載されています。
2025年版との違いは、3級と2・1級の全問に解説がついていることです。1級にはビア検マスターズのコメントもしっかり掲載されています。
暗記に便利な赤シートもついています。
値段は3級、2・1級どちらも一冊2,700円となっています。2025年度版と比べると値段は張りますが、内容量は充実していると思います。
2025年度版との違い
2025年版との違いは、2・1級がセットになっていること、書籍のみでの販売の2点でしょうか。
「2級だけ受験したい」「1級を受けるから2級の問題は要らない」という方でも、それぞれの級のみの問題集を買う、ということはできません。
1級受験者に限って言えば…2級レベルの問題を解いて損はないと思います。2級で選択形式で問われた問題を、1級では記述式で求められることがあるからです。
また、書籍での販売、つまりデジタルブックはありません。(2024年10月末で終了したそうです)こちらも注意して下さい。
3. 問題集を使った学習方法について
最後に、私アライが問題集を使って実際どのように学習したかをお話したいと思います。
ちなみに、アライは2024年度は3・2級合格、1級は不合格でした…
1. まずはテキストを読んでいく
最初にしたことは、やはりテキストの通読です。
太字や赤文字のところは特によく読んで、覚えていました。
世界史・日本史は、テキストを読むだけでは頭に入りづらかったのでノートや単語帳にまとめていました。
2. 問題集を解く
テキストを読み終えた後は、問題集を解いていきました。
間違えたところは解説を読むだけでなく、テキストに戻って知識を再度入れ直していました。
3級・2級であれば、過去問と類似した問題が出題される可能性が高いです。繰り返し解いて、知識の定着を図りましょう。
問題を解いた後、正解以外の語句について調べるというのもおすすめです。例えば
Q:「モルト(Malt)」の日本語訳として最も適切なものを、次の選択肢より選べ。
①大麦 ②醸造 ③発酵 ④麦芽
(ビール検定 公式テキストより引用)
という問題があります。正解は④の麦芽なのですが、問題を解いた後に他の選択肢の英語も調べておくのです。この問題の場合は
①大麦=barley、②醸造=brewing、③発酵=fermentation
となります。少し時間はかかりますが、調べた単語が問題を変えて、試験では問われることもあります!
3. 雑学・時事問題対策も忘れずに
大手メーカーの新商品、CMあたりは出題される確率が高いです。
キリン、アサヒ、サントリー、サッポロ…この四社の動向には常に注意していました。
クラフトビールに関しては、知識を得るだけでなく、クラフトビールショップやイベントに足を運び、実際に味わって覚えて…という方法がおすすめです。
ヤッホーブルーイングに関する問題は、出題率が高いと思います。(毎年どこかしらで一問は出ている印象です)
4. 自分で問題を作ってみる
学習が進んできたら、自分で予想問題を作っていました。
問題を作るというのは、最大のアウトプットだと思っています。テキストのどこを選ぶか、選択肢はどのように作るか、解説はどのように書くか…など。
十分に理解ができていないと、問題を作るのって難しいんですよね。
問題を作るのが難しい!という方は、単語帳を作るだけでもよいと思います。
近くにビア検を受ける仲間がいて、お互いに問題を出し合うことができたら最高ですね。
まとめ:問題集を有効に使おう!
いかがでしたか?問題集の良さを少しでもお伝えすることができたでしょうか。
効率よく学習を進めるためにも、テキストと問題集を効果的に使って、ビア検合格を目指しましょう!
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